★ロックハンドスター
(9/27 11Rパドック)
岩手ダービーダイヤモンドカップを制し、二冠目に挑むロックハンドスター。現状、そのダイヤモンドC以降勝ち星から遠ざかっているのだが、南関遠征・古馬挑戦などちゃんとした事情はある。例えば前走にしても、相手は古馬の中でも最有力レベルの馬だし自身も遠征疲れからの回復中。現状、地元3歳馬相手なら優位は揺るがない。
この馬の距離適性を想像するに、実のところ2000mは少し長いのかもしれない。もしかしたらマイルあたりが手頃な距離なのかもしれないが、ここには距離が長くていいというライバルも現れなかったし、ひとまず今回の所は気にしなくて良さそう。
★オウシュウサンクス
(10/10 岩洞湖賞優勝時)
岩手では8戦6勝、唯一連を外したのはJRA交流戦で自身は岩手最先着の4着。今のところ岩手の馬に先着を許したのは3走前の夏油賞の一度だけ。今一番勢いのある馬だ。
さて、その能力の高さは異論がないところとして、今回の課題はやはり「距離」。JRA時代を通じてマイルまでの経験しか無く2000mは初めてだ。恐らくは緩いペースになるだろうし自身の血統的にもこなせる範囲、めちゃくちゃ苦労するという事はないだろうが、「強豪との戦い」+「距離との戦い」は明らかに足枷になるのは間違いない。これをあっさりクリアするなら相当期待できる馬、という事になる。
★マイネルリファイン
(9/20 セプテンバーカップ2着時・左端)
転入3戦を3着→1着→2着。勝った2走前は圧勝だったし負けた前走も相手はB級の強豪、その後B1級に昇級してもあっさり勝っているくらいの馬ゆえ、負けたからといって評価を割り引く事はない。
父チーフベアハート、母父トウカイテイオーという血統もあってJRA時代は短めの距離中心に使われていたのだろうが地方のレースなら2000mもなんとかこなせそう。加えて、ちょっと展開に注文がつきそうな気配はあるが立ち回り自体はうまく、今回のレースだとうまく流れに乗って馬群を抜けてきそうだ。
★イシノウォーニング
(9/20 11Rパドック)
春の阿久利黒賞でロックハンドスターの2着、その後も芝はダメだがダートでは堅実で、古馬編入目にしていない。やや目立たないが能力そのものは高い馬だ。夏の間も休みなく使われつつ力を付けている。
課題はコースだろう。距離そのものは苦にしないだろうが、盛岡よりは水沢の方が良いタイプ。そこが割り引き材料。
★コンゴウプリンセス
(9/25 11R出走時)
ひまわり賞の圧勝とその後2戦の惨敗が現しているとおり、気性難があってムラがある馬。能力の高さを信じるか、近2走のように発揮しきれないと見るか、悩まされるところだ。
ただ、馬の状態そのものはひまわり賞以降もずっとよく、牝馬にしては馬格もあって古馬A級馬にもひけを取らない。この2走にしても古馬相手に逃げて主導権を奪うところまでは行っているのだからやはり能力そのものは高いはずだ。
今回はブリンカーを付けて出走する可能性が高い。それだけで簡単に変身するような単純な馬ではないだろうが、きっかけとして期待したい材料だ。
★ラナイダンス
(10/04 7R優勝時)
JRA未勝利11戦未勝利で岩手に転入し、C2級で2連勝。まだ荒削りだが破壊力のある走りを見せており、潜在能力はかなり高そうだ。ただし、連勝しているとはいえあくまでも下級条件。距離も未経験なうえ、やはり距離が短い方が良さそうな雰囲気もある。今回は控えめに見ておくのがベターだろう。
★ベストマイヒーロー
人気を集めたジュニアGPは僅差の2着。敗因はレース前にテンションが上がりすぎ、レース序盤ずっとかかり気味に突っ走ったせいだった。
レースの半分近くを暴走気味に進んでなお直線は一度後続を突き放し、結果つかまったとはいえ2着には粘ったのだから地力の高さは推して知るべし・・・ではあるのだが、今後の戦いにむけ一抹の不安を残す事になった。
今回は、いかに落ち着いてレースに挑むか?が課題。逆に言えばそれさえできれば楽に上位争いできる相手関係であり、通常困難な「自分との戦い+ライバルとの戦い」でもクリアの可能性は高い。
★カミノヌヴォー
例えば前走のような圧勝と、若鮎賞のようにゲートを出る事もできず終わる気性の難しさが同居するのが現状のこの馬。
「強さ」の点はほぼ問題ない。例えばトーホクポラリスでありリュウノフラッシュであり、ここまでの2歳重特戦線で上位の結果を残している馬達を完璧に退けているのだから。それがベストマイヒーローであっても見劣る事はないだろう。
という事で問題は「無事レースに臨む事ができるかどうか」だ。若鮎賞のような事がなければいいが・・・と願うのみ。
★リュウノフラッシュ
9月のビギナーズCの勝馬で、実はこのレース唯一の特別勝馬。
そのようにダートのビギナーズCを勝ち、芝でも若鮎賞3着、ジュニアGP5着と掲示板圏内。地元勢の中では上位の力を持っているのは間違いない。
ただ、芝2戦の結果からは現2歳の“3強”と見なされる面々には決定的な差をつけられているし、ビギナーズCも強豪不在、相手が軽かった感は否めない。
現状の「売り」は距離延長を苦にしないだろう点、芝よりもダートが良さそうな点。そして恐らくは、まだレースに意識が向ききっておらずこれでも全力を出し切っていないだろう点。まだ奥がある可能性はあり、このレースはその試金石となる。
★トーホクポラリス
★アンダースポット
★ヒラメキレジェンド
★センリライズ
★コスモヴァシュラン(せきれい賞出走時)
盛岡の芝にはこれで5度目の出走。せきれい賞を09年・10年と連覇し、OROカップも08年7着、09年5着。そのOROカップも勝馬から1秒以上離されておらず、芝適性の高さ・盛岡との相性の良さをいかんなく発揮している。
今回の出走はせきれい賞の頃から決めていた予定のローテーション。間隔開き気味でも特に気にする事はないだろう。課題があるとすればやはり距離で、自由自在に動いてくる2400mに比べると1700mではやや注文がつきがち。ちょうどかつてのサイレントグリーンのような印象だ。2400m限定王者かそうではないのか、昨年のコスモバルクのような強豪がいないここが正念場。
★リュウノボーイ(オパールカップ出走時)
岩手在籍時から芝適性の高さに注目されていたが、里帰り出走となったオパールカップを圧勝して改めて証明して見せた。
その時の勝ちタイムは昨年のOROカップのそれを上回るものだった。もちろん歴戦の古馬が相手だけにその額面だけでどうこう言えるものではないが、若い勢い、2kgの斤量差は魅力だ。
心配なのは連戦の疲れ。ここまで休みなく使われて夏の盛りに新潟遠征までしている。黒潮盃時もあまり気配良くは感じなかったし、当日の気配には要注意か。
★キングスゾーン(シアンモア記念出走時)
シアンモア記念、みちのく大賞典と今年も岩手ファンの前で持ち前のスピードを見せつけているキングスゾーン。しかし昨年のこのレースでも直線までハナに立っていたから決してダート限定ではなく、陣営も期待を込めての出走だ。
その昨年は、スローに落としたにもかかわらずボスアミーゴにあっさり捉えられている。芝はこなせるが巧者とまでは言いがたいような印象で、今年もペースがカギ。
★ポップコーン(オパールカップ出走時)
オパールカップではリュウノボーイに屈したが、JRA遠征でも好走しているようにこの馬も地方屈指の芝巧者だ。
現状の課題は気性で、オパールカップでは単騎になったところで走るのをやめてしまったようなところがあった。当時張田騎手は「JRAのレースのようにギリギリまで競り合うような感じになるとしっかり走りきってくれる」と語っていたが、今回は古馬相手にむしろ希望通りの形になるかもしれない。
★ボスアミーゴ(すずらん賞出走時)
自他共に認める岩手の芝王者も今季はスランプに陥っている。今季はまだ3戦、これが4戦目。前半の2戦はすっかり馬がしぼんでいたが、一息入れて立て直した前走は太め残りなくらいで復調ムードは感じられた。
一度叩いたくらいではまだまだ・・・なのだろうが、芝なら・・・と期待をかけたい存在。
★マルブツコンバット(桂樹杯出走時)
桂樹杯を勝っていちやく岩手の芝の大将格にのし上がったマルブツコンバット。前走はダートでもソコソコにまとめたように今が脂の乗った時期、という印象を受ける。
桂樹杯がそうだったように、実は芝の重・不良巧者ではないかと思うのだが、最近の勢いなら良馬場でも格好は付けてくれそう。このメンツで通用するなら今後が楽しみになる。